2012年1月17日
小笠原敬承斎・小笠原流礼法宗家本部

- 住所
- 〒102-0073 東京都千代田区九段北2丁目3−25−603
- 電話番号
- 03-3222-0325
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室町時代より、約700年続く小笠原流礼法は、
先代 故小笠原忠統(小笠原惣領家 第32世主・平成8年没)により戦後、
一子相伝の封印を解かれるまで、その真髄が一般に教授されることはありませんでした。
礼法の真髄とは、相手を大切に思う『こころ』、そしてそのこころを『かたち』に表現することです。
先代の思いは現宗家 小笠原敬承斎(平成6年 副宗家就任、平成8年 宗家就任)に
受け継がれています。
小笠原流礼法の基本は、相手を大切にする「心」であり、
その心をどのように表現するかという手段が「作法」なのです。
小笠原流礼法の伝書の中には、細かな作法が述べられておりますが、
文末に「いづれも時宜によるべし」と書かれていることが多くございます。
これを現代語に訳しますと、「TPOに添って行動しなさい」という意味が含まれております。
例えば、「礼」を省略することが、時に「相手」を重んじ、「礼」に通じることもあるのです。
このように、小笠原流礼法は決して「堅苦しい」、「形式的で面倒」といったものではございません。
礼法は、人と人とのコミュニケーションを円滑にし、お互いに思いやりと
まごころを大切にするためのツールであり、工夫であるのです。
さらには、21世紀にむけてますます視野を広げ、グローバルに飛躍する日本の
若い世代の方々に最も相応しく、また大切なものとなるに違いございません。
西欧と日本の文化が混在する現代において、「国際化」を叫ぶ前に、
日本人として自国の文化に眼を向け、理解し、さらに海外に向け日本独自の文化を発信する
一つの手がかりとして、室町時代より生き続けてきた「礼法」に
皆様の心の扉を開いて頂けましたら幸いと存じます。
【お問合わせ先】
小笠原流礼法宗家本部
〒102−0073
東京都千代田区九段北2丁目−3−25−603
TEL 03−3222−0325